03半分論(村上信五著)

タイトルを見て興味を持ちました。私は少々白黒思考なところがあるので、グレーを認めるヒント、少し生き方を楽にしたいと思って読みました。
以下読んで私なりに考えたこと、生活の中で考え方を変化させたことについてまとめていきます。

まず「半分論」というタイトルのように様々なこと、モヤモヤ、気になることを半分にしていく、半分にできなくなるまで半分にしていきます。視野が狭かったかもと思ったり、別視点から考え直すきっかけになったり、落ち着くことができます。無意識に行なっている方もいるかもしれません。

責任も半分に

本書から心に残った部分として、

ストレスが作り出す「見えない何か」を認識できるようにしていきましょう。 ー

他者との関係においてイライラした時、自分と相手に半分ずつ責任があると捉えたら如何でしょうか。あくまでも自分の心の中ですよ。ー

自分の事を分かってもらおうと思うなんて烏滸がましい事だとしてしまえば、勝手に謙虚になり自分のキャパシティにあった適切な他者との距離が見えてきます。ー

①なぜイライラしたのか?
②自分の責任にしたかそれ以外か?
③なぜそう思ったか?
④今まで考えたことがない違う角度で考えてみる。
その時心に余裕があったか?疲れてたからか?起こってもない未来に不安を感じて考えなくて良い事まで考えていないか?一旦の着地点として自分だけの心の置き所を見つけます。

私はなかなか着地せず考え続けてしまう癖があるので、改善したいところです。
以前仕事でイライラしたことがあり、相手のせいにしたことがありました。その時を振り返ると、私は若干キャパオーバー気味で体にも少々不調が出始めていました。そんな時にストレスの原因となる出来事がありました。一方的に相手を許せないくらいに思ってしまっていました。しかし少し時が経つと、自分に関しては心や体の余裕がなく態度に出ていたかも、伝え方が悪かったかもと思い、相手に関してはこの人なりにこの立場で精一杯だったのかなと思いました。
また私の立場が変われば、時が経てば、あらためて過去に対する見方は変わるかと思います。

ちょっとしたことが気になって思考が引っ張られてしまい、その感情の整理に長時間を浪費してしまうことがよくあります。確かに、どう考えるのかあらかじめ整理しておくことは心の健やかさに大きな違いがありますよね。
こういった思考や対処法は日々実行や改善をしているのでまた折を見てまとめます。

物事も半分に、極論にならないように

うまくいったその全てが自分の意見によるものではなく、スタッフやメンバーのアイデアの肉付けがあってこそなのに、その事には気付かず手柄を独り占めしていた。

私も村上さんのように、10、20代の頃、学校の授業での発表や仕事での提案など、うまくいった時は自分はすごいと思ってしまったり、うまくいかなかった時は周りを疑ってしまったりしたことがありました。

逆にこの部分を読んで思い出したことがありました。

仕事はチームでするものなので仕方なかったかもしれませんが、よくできている部分は自分の手柄に、悪い部分は私のような部下や他人のせいに、そうすることで交渉事でうまく立ち回る場面にはよく立ち合いました。そういう役割だと思いつつも、あっさりとそうされてしまった現実にショックを受け、こういう上司にはなりたくないと誓ったものです。

よくできた時は周りのおかげ、うまくいかなかった時は自分の責任、あくまでも心の中の話ですが軽くそう思うくらいが良いかもしれません。もちろんこの世界は自分でコントロールできないことだらけですから仕方ないと思うことも多いですが、とにかく半分にして、考えることをやめないことが大事ですね。

過程と結果

プロセスを見ずに結果だけにフォーカスしてしまうと、スゴい部分ばかりに目を奪われてしまい、そこに至る過程の話を聞いたとて、なるほどとは思えても自分には無理だと考えてしまいがちです。

私たちには完璧に見えている達人たちの情報を、自分なりに分析して半分にして取り込む。

まだ10代の頃は、努力主義で、努力でどうにかできることが多いとも感じていました。しかし社会に出ると求められることはとにかく結果になります。自然と私も結果を重視するようになりました。

私もすごいと思う人に出会ったことがあり、こういう風になりたいなぁとは思っても自分とは違う世界の人で無理だと考えてしまっていました。本当に努力してきた方は誇示しないですが、そのプロセス、考えることをやめなかった姿勢や与えられた運命など、敬意を示す過程がたくさんあります。結果のみで判断することは、大変失礼ですよね。

偶然うまく進んでしまった人もいるかもしれませんが、やはり抜きん出たり、今のゲーム外で乗り越えたりすることは厳しく、いずれ壁にぶつかるかもしれません。
達人を自分なりに分析してとにかく半分にして一つずつ取り組んでみる、それが達人に対する敬意であり、人間として成長するチャンスかもしれませんね。

中央値とは?

本書の中で「中央値」という言葉が出てきます。
自分の中央値とは何なのか?どのように見つけるのか?
自分が何を知っていて、何を知らないのか、何ができてできないのか、見つけていくことで変わるのかもしれません。仕事では知らないとかできないと言ったら使ってもらえないなんて思うこともありますが、その先には何があるのでしょうか。
自分の中央値を見つけることは、白黒極論にならず柔軟に心健やかに生きられる第一歩でしょう。

まだまだ学びになった部分はありますが、とりあえずはここまで🖐️。

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